2015年8月6日木曜日

[991] Chris Spheeris & Paul Voudouris - Passage


Label: Epiphany Records
Catalog#: E028201
Format: Vinyl, LP, Album
Country: US
Released: 1982
DISCOGS

A1 Prism 12:20

A2 Mosaic 7:58
B1 Passage 20:50

USニューウェイヴ・シーンで捻ったファンク・グルーヴを志向していた2人が、VangelisやBrian Enoの影響からエレクトロニック/ニューエイジへ転向する、その起点となった82年作。メンバーはギタリストChris Spheeris(クリス・スピアリス)、ピアニストPaul Voudouris(ボール・ヴードーリス)。ゲストでマルチ奏者Vince Andrae(ヴィンス・アンドレ)が参加。ギターの反復と幾多のエフェクトが重なる光の覚醒A1、カラカラと竹の音が滴るディープ・メディテーションA2、清らかな光芒を渡り安息の地へ至るB1、3者の操るアトモスフェリックなシンセを基調とした40分のスピリチュアル・トリップ。84年には、Spheerisがピアノをフィーチャーしたソロ作を、Voudourisはシンセポップのソロ作をそれぞれリリースし、YanniやKitaroと肩を並べるメジャーなニューエイジ・コンポーザーとして映画や国際イベント(オリンピック、ミスユニバース)などの音楽で現在まで活躍。本作は長いキャリアの中でも初期の実験的な試みを示すもので、94年のCD再発時にはニューエイジ・クラシックスの一作として高く評価されたようです。


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